ドラマCD「能美先輩の弁明」
●STORY●
自堕落な大学生活を送る能美正孝は、
教授に誘われ参加した読書会で同じ哲学科で、2つ下の後輩・丹瑛人に出会う。
学科内でも際立つルックスでクソ真面目。
しかもゲイだが人の目を一切気にしない瑛人。
正孝は興味津々で近づくが……!?
「先輩っていつもこんなクソみたいな口説き方してんだ」
BLアワー2025総合コミック部門、堂々の第1位!
黒髪クール後輩×ゆるクズ先輩。
正反対なふたりが「魂の片割れ」を探す哲学科BLが待望のドラマCD化!
●原作●
大麦こあら(光文社)
●出演●
島ア信長、坂田将吾、斉藤壮馬 他
●仕様●
《通常盤》本編CD2枚組
《激アツ全回転セット》本編CD2枚組++特典小冊子+特典CD1枚
ドラマCD「能美先輩の弁明」特設サイト
特装版『激アツ全回転セット』は、
大麦こあら先生描き下ろし漫画「丹瑛人、はじめての」13ページ掲載小冊子&描き下ろし漫画の音声化のほか、コミックス特典漫画を音声化したミニドラマ4本とキャストトークを収録した特典CDが付いたスペシャルエディション!
\アフレコインタビュー第1弾!/
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●能美正孝役 島ア信長さん
●丹 瑛人役 坂田将吾さん
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――最初からお二人の息がぴったりでテンポが良く進んだ二日間の収録でしたが、まずは収録や作品全体を振り返ってのご感想をお願いいたします。
島ア:原作を読んでいると会話がとてもリズム良く聞こえてきたので、そこは僕たちもお互いに収録のときに意識していた気がします。特に日常会話のシーンは、ゆっくりとはっきりと一言一言、というよりは、大学生ならではのテンポの良さを大事にしていました。
坂田:会話の内容も面白いんですよね、ちょっと漫才みたいなところもあって。
島ア:瑛人も意外と打てば響くしね。むっつりして全然テンポ合わせてくれない!会話してくれない!じゃなくて、意外とポンポン進めてくれるし、仲良くなってくると、どんどんテンポも合わせてくれるし。
坂田:瑛人は、能美先輩に対してあんまり気を使いすぎない感じもありますしね。
島ア:そうそう。ストレートに返してくるから、ときにはグサ…ッ!ってなるときもね(笑)
漫画を読んでいるときも、正孝と瑛人の会話のリズムが良くて面白いなと思ったので、ドラマCDを聴いた皆様にもそう思ってもらえたなら嬉しいです。
――─演じていただいたキャラクターについてお伺いします。
島アさんに演じていただいた正孝はとてもチャーミングで、クズさを許しちゃう憎めなさを感じました。アフレコの際に心がけたことや、島アさんが感じたキャラクターの魅力を教えてください。
島ア:ちょっと抽象的な表現になっちゃうんですけど、最初にテストでやった正孝はもうちょっと輪郭がはっきりしていたんです。でも、正孝は輪郭がファジーで、ずっと柔らかそうにふわふわ動いたりしていて、だからパッと掴めないし、わかんないし、どういう人なんだろうって気になるんだな、と最初のディレクションで感じました。そこからは僕も、その場に生きてその場で感じ取ったことで、どんどん気持ちが動いて出力できていったらいいなと思ったので、あらかじめ型に決めてしっかりそれをやる、というより、臨機応変に楽しみながら演じられました。
でもそれはあくまで輪郭の話で、正孝の中にはしっかり硬い芯の部分とか重い部分、逆にもっと軽い部分もあれば、明るい部分、暗い部分、いろんなものがある人だなと思いました。
輪郭がふわっとしてて見えなかった部分が、瑛人と出会って絆を深めていく中でどんどん見えてくる瞬間がすごく素敵で、人間的ですよね。
矛盾を当たり前のようにたくさん内包しているのが人間だと思っていて、対してキャラクターは矛盾を減らしたりて整えたりしてわかりやすく表現することを求められることがあって。もちろんそこが良い場合もありますけど、この作品に関してはとても人間的であることがキャラクターの魅力ですよね。揺蕩うように、いい意味でブレもするしフワフワもするし、だからこそ、いい意味で変わりもするし、成長もするしね。正孝ってこういうキャラだよね、と言うより、「正孝ってこういう人間だよね」「正孝ってこういうところあるよね」って、仲の良い知り合いのことを話すみたいな感覚で、正孝のことを見ていました。そういう感覚が「なんか憎めない」って印象にも繋がってるといいなと思っていますし、一言でまとめると、正孝っていいやつなんです(笑)正孝の言動が必ずしも良いかどうかは置いといて、根はいい子だなって思います。
坂田:なんとなくのイメージですけど、文豪ってこんな感じだったのかなって。ギャンブルとか遊んだりしながら書いてる人っていそうですよね、昔の文豪に。
島ア:正孝タイプと瑛人タイプの文豪がいるんじゃない? で、瑛人タイプは正孝タイプがふらふらしてるところを見てはイライラして(笑)
坂田:たしかに(笑)。まさに作中でも起きてましたね。
島ア:でも実は正孝タイプは正孝タイプで、まっすぐに取り組めてる瑛人タイプに劣等感を抱いてるんだよね。瑛人タイプは正孝タイプに対して悔しがったりもできるけど、悔しがる姿を見せるのも勇気がいるよね。そういうまっすぐさにも劣等感を感じてるんじゃないかなぁ。
坂田:そういう風に、お互いがお互いを意識してる関係性っていいですよね。
――続いて、坂田さんに演じていただいた瑛人についてお伺いさせてください。坂田さんに演じていただいた瑛人はクールで思慮深さを感じられて、でもそんな瑛人が徐々に変化していく様子にとても心ときめかされました。アフレコの際に心がけたことや、坂田さんが感じたキャラクターの魅力を教えてください。
坂田:瑛人は見た目からしてすごくクールな印象だったんですけど、原作を読んでいくにつれて、きっと大人っぽい子供なんだろうなと感じました。まっすぐ向き合いたいものがあって、割り切れない部分もきっとあって、そして、人と関わるのはたぶん苦手ではないけどそんなに得意でもなさそうなんだなと。誰かを頼ることやもたれ掛かることがあんまりできなさそうで、だからこそ自分で解決しようとするところがあるのかなと思いながら、演じさせていただきました。でも能美先輩に出会ってからはだんだんと、大人っぽくしてた部分が子供っぽくなっていくので、そこも魅力的だなと思います。
さらに、先輩と出会ったことで素直になりましたよね。素直になれるっていうのはとてもすごいことだなと思うので、瑛人はだいぶ大人になった気がします。
島ア:大人になったとはまた別の話だけど、瑛人は嫉妬も素直に出すようになったよね。執着心もすごいし。そこは大変ですね、正孝は。まあ満更でもないと思うけど(笑)
――お互いのキャラクターについて、魅力に感じた部分や、ぜひ注目してほしいポイントがあれば教えてください。
島ア:瑛人は、取り付く島もなく拒否してくると思いきや、あれよあれよといろいろ進めていく強引さが「そんなに!?」って言うくらい最初から出ていたので、だからこそ話がどんどん進んで二人の距離が近づいたり離れたりする中で出てくる優しさとか愛しさとか、そういう『柔らかさ』が想定よりも滲み出たときにすごく映えるというか。あの瑛人がこういう風に言ってくれるんだ、変わったんだな、みたいなギャップがありましたね。
だからね、正孝もひどいこと言われても嬉しさがちょっとあるのよ。瑛人がいきなりハシゴ外すようなこと言って、こっちは「どういうことだよ!?」ってなるんだけど、その後にちゃんとフォローというか、こういう意味ですよ、ってちゃんと言ってくれるし、瑛人の言い方にも愛があるから。「優しくできない」って言った後に「好きすぎて」って言ってくるところとかね。
ちょっとぶっきらぼうというか不器用だけど素直で想いの強い後輩になんかずっと振り回されっぱなしな正孝なんだけど、その一個一個に満更でもない感や嬉しさが滲み出せたのは、瑛人との掛け合いからもらったなって思います。
特に僕が好きだったのは、終盤のシーン。ちょっと喧嘩した後に「誰かとした?」って聞かれた正孝が、言っちゃうんですよ。言わなきゃいいのに(笑)正孝はちょっとおバカちゃんだから(笑)その途端、瑛人がグッってきたんですよ。そこまでイイ感じで幸せな雰囲気のままイチャイチャするつもりだった正孝としては「え? あれ? なんか想像してたのと違うぞ!?」と思うくらい、瑛人の圧がね、ギュン!!!!って。
さかしょう本人は、やりすぎちゃったかもって気にしてましたけど、でもそれでOKが出たし、僕もすごくいいと思っていました。
坂田:正孝もいろんなシーンがあったんですけど、傷ついてる正孝が傷ついてない風に取り繕う仕草が僕はめっちゃ好きですね。信長さんの表現が絶妙で。信長さんの明るいキャラクターのお芝居を曇りなくできるところを、いつもすごいなって、羨ましいなって思ってるんですけど、そこにちょっと曇りを入れるのもまたすごいなって思いながら聞かせていただいてました。深刻にはなりすぎないように、でも傷の深さを想像しちゃうようなお芝居がすごく印象的でした。
あと、やっぱり先輩はさすがだなと思ったのは、セリフをめちゃくちゃ聞いてくれていることがすごくわかるところです。事務所の直属の先輩とってことで僕も最初はちょっと緊張したんですけど、すごく包容力のあるお芝居をして下さって、本当にやりやすかったです。
島ア:まあ正孝と瑛人の関係性も、特に序盤は正孝がとにかく自分で投げて自分で取るってことをしないといけない状態だったから(笑)それに、正孝本人が大雑把に見えて繊細で、人の機微もめっちゃ感じてるだろうしね。
――最後に、ドラマCDの発売を楽しみに待ってくださって皆様に向けてメッセージをお願いいたします。
坂田:原作からすごく楽しく読ませていただいて、演じる上でもすごく楽しく、そして真剣に演じさせていただきました。皆様にもきっとめちゃくちゃ楽しんでもらえると思いますので、10月10日の発売をぜひ楽しみにして下さい。よろしくお願いいたします
島ア:原作が本当に面白くて、楽しいなとか可愛いなとかって面白さもあれば、学びがある面白さだったり、随所にリアリティが感じられたり、胸が高鳴るような人と人との出会いや成長も描かれてるんですよね。すごい面白いお話だなと思えば思うほど、ハードルが上がってちょっと背筋が伸びるんです。そしたら「BLアワード2025 総合1位です!」って教えてもらって、もっとハードルが上がりました(笑)
原作やキャラクターが大好きな方やドラマCDに期待して下さってる方がたくさんいらっしゃる作品なんだなって思いを持ちながら、でも正孝くんは固くないから、マイク前ではリラックスして、現場で言葉を、思いを、感じて、ファジーに柔らかく楽しくやらせていただきました。さかしょうも言ってましたけど、本当に一生懸命やらせていただいたので、原作を大好きな皆様にもこのドラマCDもいいなって思ってもらえたらと思います。もしかしたら人によっては、漫画を読んでいたときと違う解釈を感じられることもあるかもしれないんですけど、でもそれもこれもいいなって思ってもらえると嬉しいです。
先生がこれから描かれる続編も含めて、「能美先輩の弁明」シリーズをより好きになって応援してもらえる一助になれたらと思います。
――ありがとうございました!
