ドラマCD「ラムスプリンガの情景」
発売まであと9日!


原作コミックス発売から4年

「このBLがやばい!」コミック部門第1位にも選ばれ愛され続ける名作が、
ボリュームたっぷりの2枚組で待望の音声化!!

本日は
オズこと、オズワルド・カーター役の野島健児さん
テオこと、テオドール・サリヴァン役の内田雄馬さんの
アフレコ後のインタビューをお届けいたします!
本編2枚組、さらにその後の彼らを描いた
ミニドラマ『After their Rumspringa』まで
おふたりだけでの掛け合いを通して
キャラクターや関係性を丁寧に積み上げて下さった様子が
インタビューからも伝わるのではないかと思います

コミックスから1年後のオズ&テオの生活を描く
アフターストーリー『After their Rumspringa』は
特装版【その後の彼らセット】にて
なんと吾妻香夜先生描き下ろしコミック&音声ドラマの
両方でお楽しみいただけます!!
描き下ろしコミック以外にもWEBのみに掲載された漫画や
初期キャラクター設定など貴重な内容を掲載した特典小冊子、
そして、野島健児さん&内田雄馬さんのフリートークも収録した特典CD、
これらが付いてくるのは
ドラマCD 「ラムスプリンガの情景」【その後の彼ら】セットだけ!!


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──収録を終えてのご感想をお願いいたします
内田:収録が2日間に渡る大作でしたが、楽しかったですね。のじけんさんとこれだけガッツリと掛け合いで、しかも2人だけでの収録というのもかなりひさびさでしたし、大変光栄な気持ちで楽しく収録させていただきました。充実感がありありです。
野島:2日間の収録はもちろん体力的にはなかなかハードですが、ドラマCDの収録は昨今少なくなっていますし、声優冥利につきるお仕事でもありますので、声優にしかできない声の演技をお届けするぞ、という意気込みでやらせていただきました。相手役が雄馬くんだったので、そこはもう安心でした。よかった、ぴったりだな、と思いながら、家で台本を読んでいると容易に雄馬くんの声が聞こえてくるようでした。収録もとてもやりやすかったです。
──テオについて、キャラクターの印象や演じる上で気をつけた点などありましたら教えてください
内田:テオはとても純朴な青年で、いろんなことを吸収して取り入れてみて、そこから自分がいいと思ったことを選択していく姿は、見ていてすごく気持ちが良かったです。その反面、逆にどんなことでも吸収してしまうという危うさも感じられて、ダニーとか周りの人は悪いものに影響を受けないかなって心配があったと思うんですけど。
生まれ育ちの影響もあるとは言え、そんな純朴さを大人になっても持っていることは人としてすごいことですよね。どうしても、年を重ねるごとに人の裏を考えるようになるというか……。それはコミュニケーションの基本ではあるんですけどね。社交辞令とかも必要ですし。人に対して壁をつくらずに接するって、大人になればなるほど難しくなるので、テオを演じる上での不安でもありました。だからこそ、そこを演じきれて良かったです。安心したなーって。収録が終わってよかったなって安心と、そういう純朴さが自分の中にもまだ残ってるんだろうかという希望を、テオを演じることで感じられて、非常に感謝しております。
テオはいい意味でも裏と表がなくて、アーミッシュとして持ってはいけない感情には自然と蓋をすることが出来る人でもあるんですが、でも、これまで自分で蓋をしていた感情に気づく、というところがテオの中での大事な変化だったなぁと感じました。
──野島さんからみて、内田さん演じるテオはいかがでしたか
野島:あるシーンでテオに変化が起きて切り替わるんですけど、それって変化の両面をわかっていないと演じることができないですよね。テオの内面の変化を自分自身で感じてわかって演じていても難しいところだなと。でもそのシーンでのお芝居をさっと変えていただけたので、僕も相手役としてやりやすく、ありがとうございますという気持ちです。
──オズについて、キャラクターの印象や演じる上で気をつけた点などありましたら教えてください
野島:オズはこれまでの人生でいろんな挫折を経験して、唯一の希望であった、自分を大事にしてくれている父親まで奪われてしまって、自分自身を顧みることも出来ずどう生きていっていいかわからない状態にあったんですけど、そこから自分自身の大切さに気づかせてくれる相手っていうのは、本当に大事ですね。自分自身では気づけないことにも、巡り会った人がいて初めて自分自身に火がついていく瞬間ってあるじゃないですか。テオみたいなパワーのある存在が大事だったんだなってすごく感じました。
逆に、僕にとってテオはすごく気持ちがわかるキャラクターでした。僕自身は東京で生まれたんですけど、その後10年ばかり山奥で暮らしていまして。人里離れて、友達もおらず、農業と猫と親だけのかなり閉鎖された環境で生きるために生きる暮らしを続けていたので、大人になって人里に降りてくると、いろんなカルチャーショックがありました。「あ、人って騙すんだ……」とか(笑)まるでテオのような経験がたくさんあったので、そういった意味では、もうひとりの自分と会話しているような、そんな思いも重ねあわせながら、テオとのやり取りを演じさせていただきました
──内田さんからみて、野島さん演じるオズはいかがでしたか
野島:ご不満でもなんでも(笑)
内田:ないないない!ないです!(笑)
オズはいままでの経験からそうやって生きてくるしかなかったんでしょうけど、ちょっとささくれだった部分があって、でものじけんさんが演じるオズからは、心根の優しさみたいなものがとても伝わってきました。怖い人じゃないなって。強い人だけど怖い人じゃないって感じられたことが個人的にはとても印象的でした。その優しさについていきたくなる感じが素敵でしたね。
野島:お恥ずかしい(笑)
──今回はお二人のみでの収録でしたが、オズとテオ以外に気になるキャラクターがいれば教えてください
内田:ダニーの声が聞きたい〜!気になる〜!!緑川さんがダニーなんですよね。
ダニーは大人にみえますけど最後あんな風に泣き崩れたりするので、意外に感情豊かな人なのかなって……ダニーが特に気になっています。
──最後に、発売を楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いいたします
野島:原作ファンの方が聴いていただくことが多いのかなと思いますが、原作に近いかたちを目指して、原作の絵を大事にしながらひとつひとつ録らせていただきました。原作ファンの方にも楽しんでいただけるように気持ちをこめて、すごく繊細に進めていったつもりではありますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。また、オーディオドラマになったことで原作とはちょっと違う部分というのも、楽しんでいただければと。キャラクターが生きている姿だったり、命を感じていただけたら嬉しいなと思っています。お楽しみにしてください。
内田:原作がすごくドラマチックなお話で、原作を何度も読まれているファンの方は、そのドラマ性を楽しまれている方も多いんじゃないかなと感じました。キャラクターに声がつくことで、ドラマにより深く入り込んで楽しんでいただけるものになると思いますし、そうなってほしいなと思って、みんなで頑張って制作しました。なによりも聴いていただいた皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。ぜひ、この作品を何度も聴いていただいて、いつまでも2人の物語を楽しんでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
──ありがとうございました!