ドラマCD 「狼への嫁入り〜異種婚姻譚〜」
発売まであと2週間!
気が強く負けず嫌いな
兎族の少年・楓と
無口で冷たくつっけんどんな
狼族の跡取り息子・練異種ケンカップルなふたりは、
ぶじに
『番』になれるのか!?
番外編『練の景色』も音声化し
ボリュームたっぷりの2枚組!!
ブックレットには描きおろし漫画も

本日は
楓役・天ア滉平さん、
練役・八代拓さん、
裕士役・白井悠介さん、のインタビューをお届けします★
作品の聴きどころやそれぞれのキャラクターの魅力について
たっぷり語っていただいたロングインタビューです

アニメイト特典CDでは
天崎さん、八代さん、白井さんの
3名でのフリートークをお届けいたします

白井さんが裕士のことを
「●●泥棒」と名付け、
思わず天崎さんも八代さんも大爆笑!



特典は各店舗でなくなり次第終了となりますので、
お聞き逃しのないよう、気になる方はどうぞお早めにご予約を


⇒⇒⇒アニメイトオンラインショップ商品ページは
こちらそれでは天崎さん&八代さん&白井さんのインタビューをどうぞ

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──収録を終えてのご感想をお願いいたします。 八代:練役の八代拓です。登場人物がそれぞれ背負っているものが大きかったりするんですが、最終的にはハッピーエンドで、すごくほっこりとあたたかい気持ちにしてもらえる作品でした。なかなかめずらしい2日間に渡っての収録だったので、それだけこの作品に向き合わせていただく期間が長かったような感じがして、終わったときのホッとした気持ちというのがより大きかったなと、いま収録を終えて思います。
天崎:楓役の天崎滉平です。楓くんは冒頭から、村のために嫁ぐ、しかも同性のところへ、さらに嫁体化のいろいろもあり…と、なかなかな大変な状況なんですけども、それをバネにして生きていく彼の強さがとても魅力的だなと思いながら演じさせていただきました。八代と、白井さんと、3人で掛け合いながら収録できたのも良かったなと思いました。
白井:山吹裕士を演じさせていただきました。練の従兄ということで、ちょっと年上のお兄ちゃんな感じで世話を焼くキャラクターで、中盤くらいに物語に絡んでくるキャラクターなんですけども、コロナ禍で全員一気には収録できない状況で、BL作品だとメインのカップルがいて、もうひとりとか、もうふたりとか、っていう掛け合いの多いキャラクターは一緒に録れることもあるので、今回メインのふたりと一緒に収録できてすごく良かったなと思いました。僕もちょっとあたたかく見守る気持ちで聴かせていただきながら、楽しませていただきました。
──楓についての印象や、キャラクターの魅力、演じる上で気をつけた点などありましたら教えてください。 天崎:兎族で耳があって、とてもかわいらしいビジュアルの楓くんなんですけど、とても芯が強くて。あんな大変な状況の中で、しかも嫁いだ先の練はなかなか振り向いてくれなくて、そんな中でも、頑張るんだって、僕がもっと良くするんだって自分から動きに行くっていうところは、楓くんとても強いなって思いましたね。そこがすごく彼の魅力だし、僕が彼のことを好きになったポイントであり、そこが損なわれないように気をつけなきゃいけないなと思っていたポイントでした。
──八代さんと白井さんは、一緒に演じられてみていかがでしたか。楓についての印象などを教えてください。 八代:ほんとに健気さみたいなものが似合っていて、天崎くんのお芝居と、そして楓くんの持っているキャラクターがマッチしているなと、隣で聴いていて僕はすごく感じました。あと、この子はたまたまこういう人生になりましたけど、かなり生きていく力が強い子なんだろうなって感じましたね。楓くんはほんとに強い子だなって。
白井:確かにどんな環境でも生きていけそうだね。あとやっぱ兎族なんでこれから楓くんはちょっとやっぱ…
八代:うん?
白井:兎のその…性欲っていうところですごく…。
八代:寂しがり屋なところってこと?
白井:まぁまぁまぁそう、寂しがりなね、兎ならではの一面をこれから見せていくんじゃないかと。今後が楽しみです。
天崎:はっきり性欲って言ったけど(笑)
八代:きこえた?俺は聞こえなかったけど。
白井:俺も言ってないけど。
天崎:ええっ!?
──練についての印象や、キャラクターの魅力、演じる上で気をつけた点などありましたら教えてください。 八代:先祖返りしてしまうという、練の背負っているもののために薬を飲んでいて、そのせいで感情がほとんど動かないというところは、客観的に見るとものすごく切ないなぁって思いました。人と話す術や処世術みたいなものって感情が動くから学んでいくじゃないですか。自分が悲しかったりムカついたりとかするから、どうしたらいいんだろうってなっていきますけど、練の気持ちになってみると、たぶんそれがないんだろうなって。だからきっとルールしかないんですよね。「こういうときはこうしたらいい、らしい」みたいな。生きていくためのルールみたいなものしか彼にはないので、まわりから見ると、寂しい人生に感じるだろうなって。だからと言って、自分から動かすことはたぶん無理で。なので、楓に出会えて本当に幸せだったなって演じながらすごく思っていました。演じていても、とにかく楓にどう反応するか、その反応がどんどん変わっていくだけ、で。練からっていうのはやっぱりずっとなかったので。それは楓に限らず、ですけど。やっぱり楓が変えてくれた、楓が開いてくれたってことでは、本当に練は一生楓を大事にしないとだめですね。
天崎:せやなぁ。せやで。
八代:(深くうなずく天崎さんに)おい、楓目線に立ちすぎだぞ(笑)でも、本当にそう思います。
白井:だからついついいろんなもの買ってきちゃうんでしょうね。おみやげ買ってきちゃう。
八代:あそこかわいいですよね。
天崎:楓がちょっと困っているのも夫婦感ありますよね、あのやり取りも、とても良いなって思いました。練はとってもピュアだなって感じました。薬で感情を抑えてたっていうバックボーンもあるので、彼が楓と心を通わせて以降、練がひとつひとつのものに対してゆっくりゆっくりなにかに気づいていく、これがこういう感情で…これがこういう感情で…って、気づいていくシーンは、とても良かったなっていう気持ちにもなりました。両親も裕士も皆さん大変な思いで、練が先祖返りしてしまって戻らなくなっちゃわないようにと、守られながら成長というか過ごしてきたことを思うと、そこに偶然というか、偶然ではないですけど、楓が関わることができて、練の心を動かすことができて、良かったなぁって思いますね。練のほうがかわいいなっていう印象になってしまうかもしれないです、僕としては。
八代:はっきりと裕士に怒りをむけるシーンとかは、ああ練の気持ちがものすごく動いてるんだなってすごく実感するシーンでしたね。
白井:楓が感情を引き出してくれたんですよね。楓と出会っていろんな感情が引き出されたって、セリフにもありましたけど、それは練のいままでの薬の副作用とかもあってのセリフなんですけど、恋愛ってそうだよなって思わされました。恋したらいろんな感情が揺れ動いたり、芽生えたり…。ちょっとハッとされられたというか、確かにな、って思ったセリフでしたね。僕もって楓も言ってましたし、お互いにお互いの感情を引き出していて、いい関係性だなって思いました。
──裕士についての印象や、キャラクターの魅力、演じる上で気をつけた点などありましたら教えてください。 白井:最初にテストで裕士のセリフを言ったときに「裕士、悪いやつじゃないんで」ってディレクションいただいて(笑) ほんと悪いやつじゃないんですよね、すごく面倒見のいいお兄さんなんですけど、僕は、なんすかね…作品において引っ掻き回すというか、第三者的なキャラクターってどうしても悪いところから入っていきがちな印象があるのか、そういう風に演技に出ちゃったと思うんですけど。でも蓋を開けてみたらすごく優しいお兄さんで、楓にちょっと手を差し伸べたところも優しさ故の……ということが後々わかるわけで。なかなかそこまでね、下心もなく面倒見のいい人もいないと思います。だから次はね、裕士くんの話が見たいなとも思いますよね。何族と番うのか…。カバなのかキリンなのかヘビなのか…アルマジロなのか!?
八代:アルマジロ!?なんで!?
天崎:いま思いついただけでしょ(笑)
白井:ははは(笑)いろいろ想像は膨らむんですけど、ずっとふたりを見守っててほしいなって思います。
天崎:振り返ってみると裕士って、ずっと気にしてくれてますよね。そこが、見ている人からするともしかしたら下心が…という風に思っちゃうかもしれないですけど。楓が新しい生活の中で練に振り回されてるところも気にしててくれましたし、そのスタイルが一貫して変わらなくて。僕がとても好きになったのは、練が先祖返りしちゃってそれを追っかけていくシーンで、もうだめかもってずっと落ち込んでるところですね。ほんとに後悔してるし、ほんとにそんなつもりでやったことではないけどもやっちゃったことを悔いて後悔している姿が、心からいい人なんだろうなって思えるシーンで。だからなんかね、(アニメイト特典のフリートークにて白井さんから)●●泥棒なんて言われてますけど…。
八代:●●泥棒なんて思ってるからいやな感じの芝居になるんじゃない?
一同:(笑)
白井:間違いない!でも悪意はない(笑)
八代:ただ、下心がゼロではないと思ってるんですよ、僕は。
白井:おっ。
八代:もちろん、奪ってやろうとか俺のものにしたいとかではないですけど。苦しんでいる楓を助けてあげたいっていうのが大前提で、そんな中でちょっとだけ、たぶん楽しんでるところもあったんじゃないかなって。なきゃあんなに反省しないなって思ってます(笑)でもそこがすごく、この世界観で言うのはすごく複雑ですけど、裕士が一番、人間みがあると感じました。楓も練もちょっと特別というか、我が強いし、強いところを持っているふたりだから。裕士は結構気を遣う方だし、空気も読めるし、優しいし、一番苦労する人なんだろうなって。だから確かに見てみたいですね。裕士の今後を。
天崎:報われてほしい。
白井:どうなるのか気になりますね。
──本作では、楓はひとりで異種族の生活へ飛び込んでいきましたが、異文化、異国、異業種……など、ご自身が飛び込んでみたい・興味がある“異種”な世界はありますか? 八代:深海魚になりたい。
天崎:なんで?
八代:深海って未知で神秘があるじゃないですか。人間の科学をもってしてもまだ行けないような場所で生きている生き物がいるっていうのは信じられなくて。そんな場所で生きる術を持っていて進化してっていうのはすごいなって。でもそこに行くには深海魚になるしかないんですよ。だから深海魚になって、見てみたいですね、深海に住む生き物たちを。……ちょっと興味なさすぎじゃないですか?
天崎:いやいや、いいと思う。
白井:俺はすごいわかるよ。
八代:ほんとですか?嬉しい!
白井:深海探査したいってずっと思ってたから。逆に、対極を言ったら宇宙なわけじゃん。
八代:そう!でも宇宙を見るには何になればいいかわからなくて…。
白井:宇宙人。生命の痕跡はいっぱいあるからさ、宇宙人もいる可能性はあるよね。だから(深海魚になりたい気持ちは)すごくわかる。
──天崎さんはいかがですか? 天崎:正直言うと深海にも宇宙にも興味がないんですけど(笑)シンプルに言葉の通じない海外に行きたいです。国によって文化もがらっと変わるじゃないですか。それは調べればわかることなんですけど、実際自分がそこに行ってどうなるのかも試してみたいし、それはすごく興味ありますね。
八代:どこ行きたい?
天崎:フランス行きたくて。食べ物も好きだから、ワインが有名なブルゴーニュ地方とか。街並みとかもとても素敵だなと思うし、結構な長い期間、バザールのすぐ上とかのアパート借りて生活してみたいなぁって。
白井:めっちゃうるさそうだけどね。
天崎:行くからにはちゃんと人と交流したいし、ひとりでやってみたいっていうのはありますね。ある意味、楓に近いというか、ひとりで飛び込んでみたいという気持ちはあるかもしれないですね、僕は。
八代:白井さんは宇宙でいいんですか?
白井:僕は宇宙でいいです。でも現実的には難しいので、いま行けるところって考えたら、あまちゃんと近いんだけど、言葉も通じない、文化も違う、スマホとかもないし電気もないくらいの環境の民族と自然と共に生きる、みたいな……。
八代:確かに、すっごい調和できそうです。
天崎:ちゃんと通じ合えそうですよね。
白井:心を通わせてコミュニケーションしたいなって。楽しめると思う。
──じゃあその様子を白井さんのYou Tubeで配信いただくのはいかがですか。 白井:それは時間かかるなぁ〜!まず行くところからだなぁ…。大変だなぁ…。
天崎:その間、なかなか本業のほうが(笑)
八代:気に入っちゃったら帰ってこれないかもしれないしね。でもいま収録もリモートでもできるから。
白井:ええっ!? だったらリバプールに住みます(笑)
──最後に、楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いいたします。 白井:異種婚ということで、種族を越えてのやり取りや絆が、独特の世界観の中で紡がれている作品です。最初は感情がなかった練がどうやって楓に解きほぐされていくのか、というところが聴きどころだなと思いますし、その中で僕も裕士としてふたりの物語に絡ませていただいております。2枚組というのもなかなか少ないですから、がっつり聴ける、それだけ聴き応えのある作品ですので、ぜひ何度でも聴いていただいて、たくさんの方に聴いていただければと思います。そして結ばれたふたりが今後どうなるのかとか、裕士もどうなるのかとか、出来れば続きも見たいななんて思ってますので、ぜひよろしくお願いいたします。
八代:まず原作を見ていただくとわかるんですけど、ほんとに絵がかわいくてですね。狼族とか兎族とかのケモミミの表現や絵柄がかわいくて、でもストーリーを追っていくとすごく重厚でシリアスなシーンもたくさんあって、その分だけ最後のあたたかみがすごく心に染み渡る作品になっております。それを丁寧に丁寧に音声化させていただきましたので、ぜひ原作と合わせてこのドラマCDも聴いて、あたたまっていただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いいたします。
天崎:狼族と兎族の異種のお話でしたけど、ストーリーは馴染みやすいというか、読んでいてすごく共感のできるお話だったなと感じました。もちろんそんな経験があるからとかではなく、経験のない人でも彼らの気持ちに感情移入しやすい、違和感のないストーリーで、彼らの心の機微をとっても丁寧に描いてくださっている原作です。ディスク2枚でボリュームたっぷりに、原作を再現できるように演じさせていただけたことは、すごくありがたいことなので、ぜひドラマCDを聴いていただきたいです。ドラマCDオリジナルのセリフや、後日談の音声化もあったりして、原作が大好きな方もより楽しめますので、原作と一緒にドラマCDでも「狼への嫁入り〜異種婚姻譚〜」を楽しんでいただけたらなと思います。そして、また楓くんが演じられたらなと思っておりますので、ぜひこれからも応援よろしくお願いいたします。
──ありがとうございました!