ドラマCD 「リンク アンド リング」
発売まであと2週間
優しさがあふれだす、今いちばん応援したいラブストーリー。
地味で真面目で穏やかだけど
好きなものを好きだとはっきり言える蒔田くん。
オシャレで人当たりがよくて
ちょっぴり心配性で、とっても優しい別所くん。
そんなふたりがゆっくりと恋をする、とっても可愛い恋のお話。
ブックレットには、
つゆきゆるこ先生描きおろしの
ふたりが指輪を買いにいく場面を描きおろしたマンガを収録して
2019年12月27日発売です

本日は、
蒔田役・
野島健児さん、別所役・
興津和幸さん、
藤司役・
阿座上洋平さん、久長役・
中島ヨシキさん4名のアフレコインタビューをお届けいたします。
野島さん、興津さん、阿座上さん、中島さんの
和気あいあいと雰囲気での楽しいフリートークは
アニメイト初回特典CDに収録されています

さらに、
「藤司と久長」のミニドラマも収録!!
特典はなくなり次第終了となりますので
気になる方はお聴き逃すことのないよう、
ぜひぜひ、お早めにご予約くださいませ!

⇒⇒⇒アニメイトオンラインショップ商品ページは
こちら--------------------------------------------------------------------------------------------
Q1 収録を終えてのご感想をお願いいたします。 野島:はじめに原作を読ませて頂いた時に、一見とてもおとなしそうに見えるような蒔田くんが、読み進めていくうちに、ちゃんと自分の志だったり想いがある芯がしっかりした人間だとわかったので、そこをブレないように大切にしたいなと。なので声の中にもあまり線が細くなりすぎないように気をつけならが演じさせて頂きました。なんとか無事に最後まで辿りつけまして、いまやっと、ほっとしてます。
興津:楽しかったです。ずっとキュンキュンしてました。
野島:(笑)
興津:別所がリードしていくのかと思いきや、ほとんど蒔田くんの手のひらの上で転がされていたんじゃないかって思いました。
野島:実は。
興津:そう実は(笑)。ふたりには幸せになってもらいたいです。
中島:最初に脚本ではなく原作のコミックの方から読ませていただいたんですが、すごく穏やかな時間が過ぎていく作品のなかで、久長はちょっと毛色の違うテンション高めのキャラクターだったので、いい意味でテンポ感が崩せたらと思って演じさせて頂きました。
久長は本当に素直すぎるだけなので……。僕は素直っていうのは必ずしも美徳じゃないと思っている側の人間なんですけど、まさにその素直さが裏目に出てしまう子だなと。
特典(「藤司と久長」)で描かれた過去のシーンでもそうですし、本編で別所くんにちょっと邪険に…じゃないですけど、なかなか遊んでくれなくなって思いがバーッと出ちゃったりしたり。そうやって彼なりの甘え方が不器用に出ちゃう子だったので、これからも藤司といることで大人になっていったら、もっといい子になるのかなって、そう思いました。
阿座上:リンクアンドリング、とってもピュアな作品でした。ゆっくりと心を近づけていく二人にときめいたり、すれ違う瞬間にもどかしさを覚えたり。
そんなピュアな二人の関係だからこそ、身体を重ねるシーンがより尊く感じました。
アニメイト様特典のミニドラマ「藤司と久長」はそんな本編を終えた後だからこそ、高まっていた気持ちをぶつける事ができました。
Q2 ご自身が演じられたキャラクターについて、演じる上で気をつけた点、難しかった点を教えてください。野島:そうですね……全部難しいのは当たり前として。その中でも……。
興津:その中でも?
野島:難しいかなと思って演りながら、でも周りと一緒に録らせていただけたのが……、とてもよかったです。
事前にひとりで台本を読んで自分のなかで役を作ってきたんですけど、いざ収録がスタートしてみんなと声を合わせていくと、どんどん蒔田くんのことが周りから見えてくるというようなことが沢山あって、そういう役の掴み方もそういえばあるんだよね、ということを思い出させてもらえるような収録だったなと。
なので僕としては、苦労したのは家でひとりで読むときで、現場ではすごくやりやすく、やりやすく!演らせていただいたなと、思います。
興津:なんで、そこだけ2回言ったんですか。
野島:(笑)皆さんのおかげでございます。
――興津さんはいかがでしたか?興津:どこも難しかったです(笑)。別所は、見た目はしっかりした人間の印象なんですけど、でも心の中には自分に自信がない、好きなものを好きと堂々と言えない臆病な部分があるので、そのちょっと弱い部分と周りから見て強そうに見える部分を声で演じるというのはなかなか繊細な作業で、演り甲斐がありました。ほんと彼、絶対優しいんですよ、いつもニコニコしてるし。
――中島さんはいかがでしたか?中島:久長は、よく泣く子で。感情がバーッと出てくるっていうことだと思うんですけど。びゃーって泣きながら言うっていうのが単純に技術として難しいなあって。声優としては崩しすぎて聞き取れなくても……て思うんですが、台本の中に指示として「もはや聞き取れなくてもいいです」ってあって。
一同:(笑)
中島:でも、そのくらい感情が昂ぶるっていうか高低が結構あるのは難しいというか、この作品全体の雰囲気としてはちょっと違うところにいるというのを意識せざるを得ないというか。
なので、いい意味でアクセントになれればいなと思って収録に臨みました。
――阿座上さんはいかがでしたか?阿座上:藤司は常にクールで頼りになる男ですが、それ以上にミステリアスなところが魅力だと思います。
実は藤司は本編とサイドストーリー通してモノローグがありません。彼の思いは想像するしかなく、そんなところが親友であるはずの久長を困らせます。本編ではクールでミステリアスな藤司ですが、特にミニドラマ「藤司と久長」では溢れ出す彼の思いを大切に演じました。
Q3 他のキャラクターについて、一緒に演じられてみてのご感想など教えてください。中島:コミックを読んで、キャラクターからも絵からも色っぽい部分があるなって感じたのですが、興津さんのお声も野島さんのお声もすごく優しくセクシーで、柔らかく演じられていて、そこがすごく耳で聴いていて心地よかったです。皆さんにも心地よいのではないかと思います。
阿座上:蒔田は一見優しく気弱な男の子に見えますが、誰よりも芯が強い人だなぁという印象でした。野島さんのお芝居は第一声から蒔田の優しさと芯の強さがありました。その二つを同居させるお芝居…先輩の偉大さを肌で感じました……。
興津:やっぱ野島さんは可愛いのがバチッとはまりますよね! 野島さんが先輩というのもあるんですけど、ほどよく別所を翻弄してくる感じが(笑)。絶対、蒔田のほうが余裕あるんじゃないかなって思うのがよい塩梅で滲みでていて悔しかったですね。
野島:(笑)
興津:おかしい……いつのまにかリードされているのが悔しい……。あと、いつのまにか、ぬいぐるみに「ショウくん」って名前つけてたとか、気になる。
野島:「ベッくん」でもなくね。
興津:「ベッショー」でもなく、「ベッション」でもなく、「ショウくん」。もうちょっとわかりやすく名前つけてくれても……こっちは「マキタン」なのに。
野島:すぐに受け入れてくれてよかったです。
興津:スッてわかっちゃうからね。気持ちが通じちゃいましたよね。とにかく終始可愛かったです、蒔田くん。
阿座上:別所の性格は個人的に自分と似ている部分が多々あり、原作を読んでいても彼の思いがいつも気になってしまいました。 自分の思いで空回り、蒔田に気づかされ、変わっていく別所。特にラストの勇気を振り絞るシーンは モノローグ、セリフ共に、興津さんのお芝居がとても印象的でした。
興津:藤司と久長のふたりと喋っているときは、久長がボケ担当みたいなところがあるので冷たく突っ込みそうになるんですけど、いや別所はそんな冷たい男ではないなと。なので、そこは藤司くんに譲りました。
野島:クール担当だから。
興津:なんかいいバランスの仲間たちですよね。
阿座上:久長はいいやつです。ほんと素直でいいやつなんです。本編ではカラッと爽やかだった久長ヨシキくんですが、藤司の前でグジュグジュに泣くシーンを見事に演じてくれて、こちらも胸が熱くなりました。いい掛け合いシーンになったんじゃないかなと思っております。
興津:ただ、居酒屋で粗相はよくないな、と。
中島:いや、すんません、本当に。
一同:(笑)
中島:アドリブで原作にない部分なんですが、「ああ、もう。しょうがないな」って別所が面倒みてくれたので、こう。
興津:なんかしちゃった。
中島:なにをしちゃったかは言ってないんですけど。
興津:でも嫌じゃないって、別所は。
中島:どんなSEがついているのか楽しみです。
興津:ガラガッシャーン!!!みたいなのかも(笑)
中島:「ああ〜……!」とか言ってる場合じゃない、みたいな。暴れん坊かよ。
Q4 最後に、楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いいたします。阿座上:「自分らしくいる事の難しさ」がこの作品の一つのテーマだと思っています。好きなことを好きだと言える強さを僕はこの作品から学びました。
勇気をもらえるコミックです。勇気をもらって演じたドラマCDです。是非何度も読んでいただき、何度も聴いて頂いて、自分らしくあり続ける喜びを感じてもらえたら嬉しいです。
中島:単行本丸々一冊分を音声化させていただいているので(
※「藤司と久長」はアニメイト初回特典のみ収録)、没入して聴いていただけるのではないかと。充実したボリューミーなCDになっていると思います。作品全体としてはとても穏やかに時間がまったりと流れていまして、興津さんと野島さんのお芝居もまた、ゆったりと、とても丁寧にされているので癒やし効果みたいなものがあるんじゃないかと個人的には思っております。是非何度も聴いていただければ嬉しいです。
あと、サイドストーリーが膨らんでくれたら久長としては嬉しいので、繰り返し聞いて応援してもらえたら。どうぞよろしくお願いします。
興津:「リンクアンドリング」の原作自体も3年間かけて描かれたそうです。そういった、じっくりじっくり温められた、繊細なタッチで描かれる優しい物語を、その雰囲気を出せるように我々も一生懸命演じておりますので、何度も聴いてむずがゆくキュンキュンした気持ちになってください。宜しくお願いします。
――最後に野島さん、お願いします。野島:……どうしましょうね。
興津:任せましたよ!
野島:本当ですか? えー…そうですねー……困りましたねー……。
興津:その紙見ても、何も書いてないですよ(笑)
野島:やー……そうだなあ……。あの、ね。原作がとても素晴らしい作品なのは皆さんもうご存じだと思うんですけど、音声ドラマならではの良さ、原作とちょっと違っている部分がたくさんあります。より皆さんの心にすっと入れるように、我々もいろいろトライしながら収録しましたので、是非そこら辺も聴いていただきたいなと思います。
僕の印象なんですけど、中島さんも言ってましたが、とても穏やかで安心できる、ちょっと癒やし効果のあるCDなんじゃないかなって収録しながら感じました。皆さんも少し疲れた時に聴いていただけたら、心穏やかになるんじゃないかと思います。是非お楽しみに。
――ありがとうございました!(左から、中島ヨシキさん、野島健児さん、興津和幸さん、阿座上洋平さん)