\ドラマCD「ROMEO 2」発売まであと4日!/vol.3までお届けしてきたアフレコインタビュー、トリを飾るのはこの方々

ジェイド役:
高橋広樹さん & 光陽役:
林 勇さん
現在から過去へ。長い長い時間をかけて、紡がれてきた運命の恋。年齢の変化や、過去世とのキャラクターの違い。そして変わらずにあり続ける愛を、繊細な演技で表現してくださったおふたりのロングインタビューです

--------------------------------------------------------------------------------------------
――収録を終わられてのご感想をお願い致します。高橋:収録の進むスピードがえらい早くて…。
林:えらい早かったですね!
高橋:スムーズすぎて大丈夫かなと不安になるほど、順調な収録でした。素敵なキャストたちと一緒に演じることができたからこそかなと、清々しく、やり遂げたぞという気持ちでおります。
林:まずは、ほっとしているという気持ちです。本当に高橋さんのいう通り、収録自体はすごくハイペースで進んで、ほぼほぼ一発本番という感じの部分が多かったんですけど、それは僕達キャストのことを信頼してくださってのことだったと思うので、すごくいい集中力を保って最後まで走り終えられました。
――ご自身のキャラクターの印象や、演じながら気をつけた点をお願いいたします。林:ライカンって人間よりも力も優れていて、逞しい部分もあるんですが、無邪気な部分とか、子供らしい部分もあるので、光陽はいろんな表情があるキャラクターだなと思いました。
さらに今回は幼いころの光陽を演じさせてもらって、キャラクターの幅が広がりましたし、気付いた部分もありました。とても……、とても頑張って演じました!(笑)ギリギリでした!
高橋:(笑)。そうですね、光陽くんってとてもピュアな子で、裏がないというか、黒い部分がないというか。そういうところがストレートに林くんの台詞で入ってくるので、とてもやりやすかったです。そんな光陽だからこそ、ジェイド的にもアウロラ的にも、ピュアに「愛してる」といえるんだろうなと思います。でもアウロラはその愛を貫き通すことはできないというのがわかっている。光陽がピュアであればあるほど、ジェイドとしては真っ直ぐ愛せるけれど、アウロラとしては切なくなっていくというところを、掛け合って演じてみて改めて感じました。
――今回、高橋さんがジェイドとアウロラと二役を演じるうえで、気を付けた部分などありましたら教えてください。高橋:ジェイドは基本的に光陽にラブラブなので、前作のドラマCD1巻の最後の部分からの気持ちを繋げようというのを気をつけて収録に臨みました。そうすれば、もう自然と『できちゃう』みたいな。
林:さすが!
高橋:アウロラに関しては、過去世といえ、ほぼ別人じゃないですか。ジェイドとは全然性格も違うから、感覚として不思議だなと思いました。ひとり二役としながら、ひとりのひとを愛す、というのが今回演じていて、新鮮で楽しかったです。すごく演じがいがありました。
あと、おっさんになりすぎないように注意しようと思いました。
林:(笑)。
高橋:設定資料に『ジェイドよりも低い声で落ち着いて話す』と書いてあったので、ジェイドは僕の地声に近いというか、ほぼ地声なので、ということは、ふけないように気をつけなきゃ!と。声は低くなるけど、年齢はあがらないようにと気を付けました。
林:ジェイドは光陽の見守り役ということでしっかりしているという印象があるんですが、時には光陽を叱ったりする厳しい中にも滲む優しさを高橋さんの演技に感じることができました。それは自分の芝居の中にもすっと入ってくる印象があったので、高橋さんにすごく助けられたなという気持ちでいっぱいです。
高橋:いやいや、林くんには僕も助けられましたよ。
林:いやいやいや…。アウロラは僕の印象だと、光陽と一緒になってはいけないという抑制しているところが、ひとの脆さ、弱さにつながるような気がして、すごく共感しました。光陽は子供で、アウロラは大きな体を持った大人で、見た目では精神年齢に差がありそうに見えるけれど、光陽も幼いながらにアウロラのことを理解して包み込んでいて、ふたりの深い愛を感じました。
――たくさんのキャラクターが登場しますが、光陽、ジェイド以外でアフレコで聞いて印象に残ったキャラクターがいましたら、教えてください。高橋:キャラクターというか、代永翼(笑)。
林:あはははは(笑)。俺と同意見だ(笑)。
高橋:どうした? このキャスティングって思いましたね。タイちゃんと日照はなにか繋がりがあるのかなとわかるんですけど、『機械(モールスカ)も!?』とは思いました(笑)。
林:確かに代永くんの兼ね役が多かった(笑)。
高橋:それと、違う意味ではマリウスのシーンですね。
林:そうですね。
高橋:どんな気持ちだろうと。夫のシオン含めて。あのシーンは心がぎゅっと痛くなりました。自分にも起きて欲しくないし、自分の近いひとに起きてしまったらなんて声をかけたらいいんだろうと思うし…。すごく辛いシーンではあったんですが、光陽のエンテレパスの力のおかげで、産んでくれたお母さんへの感謝の気持ちや、笑って楽しく遊んでる赤ちゃんの姿を見ることができて、涙が出そうになりました。あのシーンはとても胸に響きました。
林:響きましたね。あれを描ける、わたなべあじあ先生の勇気ですよね。あそこまで踏み込んだ描写を、作品として感動させるところまでもっていけるアプローチがすごいなと感じました。
――最後に楽しみにお待ちいただいているファンの方へのメッセージをお願いいたします。高橋:続編を楽しみにしていただいた皆様、お待たせいたしました。皆様のおかげで、再び「ROMEO」の世界をドラマCDとしてお届けすることができます。今回は、別の時間軸のお話も入っていて、そちらも大変聴きどころとなっているので、ぜひディスク1、ディスク2どちらも楽しんでいただけたらと思います。発売までもうしばらくお待ちください。
林:ドラマCD「ROMEO」1巻から時間を経て、3年ぶりの続編ということで、収録を楽しみに、心待ちにしておりました。本当に壮大で重厚なストーリーで、深い愛を感じられる作品だと思っております。悲しい描写もありますが、それを越えていった中での暖かさや、温もりを感じるシーンがたくさん詰め込まれています。光陽の現在と、子供時代との演じ分けなど苦戦した部分もありましたが、その苦労した分の熱量が作品に込められていると思っております。ぜひ「ROMEO 2」も期待して、楽しみにお待ちください!
――ありがとうございました!
(左から、高橋広樹さん、林 勇さん)
posted by Ginger Records at 20:09|
ROMEO 2