ドラマCD「サディスティックオープンマインド」
2024年5月31日発売


ハイスペックド変態年下エリート×激チョロ陰キャ童貞の
性癖💓歪みまくりエロコメディ🌟
\発売まであと2週間‼/
根暗陰キャの馬場は、同じ職場の爽やかイケメン・一ノ瀬にコンプレックスを抱えるあまり、一方的に憎んでいた。
ある日、職場の悪口をSNSに書き込んでいるのを一ノ瀬に見られ、会社にばらすと脅されてしまう!
「これはお願いじゃなく、脅迫なんですよ。
『俺の恋人になれ』っていう―――」
歪んだ性癖持ちの一ノ瀬にHなイタズラをされ、優しく甘やかされていくうちに
馬場はいつしか一ノ瀬にときめいてしまい……!?
本日は
限界ギリギリな長台詞と、癖つよなキャラクターを見事に演じてくださった
馬場将太役 山下誠一郎さん
一ノ瀬悠翔役 中島ヨシキさん
おふたりのインタビューをお届けいたします❗
作品にちなんでご自身の『SNS運営』についてもお答えいただいた、
読み応えたっぷりのロングインタビューです📝
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―― 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
山下:台本チェックのときからなかなかのボリュームだと思っていたので、無事収録が終わって安堵しています。ただ、ご一緒するのがヨシキさんだったので、信頼と安心感がありました。本編シーンも絡みのシーンも、自分が「こうしたらこう返してくれるだろう」と思っていた通り、それ以上に合わせて返して下さったので……。
中島:ありがとうございます。
山下:いや、本当に。ヨシキさんとだからできたというところがありました。無事に終わってほっとしています。
中島:僕も原作を読んでときからボリューミーだなと思ってました。ドラマCDの台本が読めども読めどもチェックが終わらなくて(笑)、現場にきてみたら特典の追加の台本が手元に来ていなくて(笑)、「あ、まだある。まだある」みたいな感じで。すごく楽しませていただきました。あと感じたのは、セリフが漫画で読んでいたときよりも、実際に横で誠一郎くんが発したとき、インパクトが3倍くらいになってるなって。
山下:うんうん。
中島:自分もセリフを言ったときに「ああ、すごい日本語だぜ」と思いました。
山下:そうですね〜(しみじみ)。
中島:それがやっぱり音声化の面白さ、良さでもあるなと思いました。くすりと笑ってくれる部分もあったらいいなと思いながら演じさせていただきました。
―― 馬場を演じてみて、気をつけた点がありましたら教えてください。
山下:始まりが割と強烈でしたね。普段日常生活に不満があって、ネットにそれを吐き出すしかできない馬場ですが、本編の中でバックボーンとしてそういう性格になった重いエピソードがあるわけではなかったので、導入としてそのキャラクター性を立てて、ちょっと誇張して、コメディちっくにとらえて演じさせていただきました。でも、特段レアなキャラクターというより、誰しもがあるかもしれない一部分を持った、素直な人間として演じたという感じですね。
ここまでいくと陰キャ演技がやりすぎているか、ここはもうちょっと隠キャとして性格悪く見えてもいいか、ディレクションをいただきつつ、バランスは注意しました。一ノ瀬との関係は始めはお互いに愛とかじゃなかったので、とんでもないスタートだったところを立てて演じてみました。そこはストーリーにボリュームがあるからこそ、あとで生きてきて、彼が変わるに足る時間や心情を追っていけたので、すごく楽しかったですね。馬場の深くに眠っていた素直さが戻ってきて、本気でひとを信じて、自分の知らない自分を信じて、という成長が見れて、すごくいいお話だったなと思いました。
―― 中島さんから見た山下さん演じる馬場くんはいかがでしたでしょうか。
中島:馬場くんはチョロいですよね〜。経験値不足なんですよね。すべてにおいて。ひよこが最初に見たものを親と思ってしまう、みたいな。何に対しても新鮮な驚きがあって、いろんなものを急激に体験して、スポンジのように吸収していくという。どうしても一ノ瀬のことが気になってしまう、経験値の低さが一ノ瀬にとってはやっぱり可愛らしいところなんですかね。あと、リアクションが猫みたいなのも可愛いポイントだったなと思います。
―― 一ノ瀬についての印象をお聞かせください。
山下:初手で馬場に「サイコホモ」って言われましたね(笑)。
中島:サイコホモでしたねぇ〜(笑)。サイコパスって後天的になるってあんまりないと思うんですよね。
山下:うんうん。
中島:この世に生まれ落ちてオギャーと言った瞬間から、先天的にサイコパスなんだと。一ノ瀬の過去になにかあったかどうかというのを現場で先生にお聞きして、最初からそういうひとだったんだな、というところに落ち着きましたね。だから無意識のうちにすごくサディスティックなことを言ってる。
サイコパスってひとの気持ちを汲み取れないひとのことを言ったりすると思うんですけど、馬場くんがどう思うかとか関係ない。最初の方は特に。そこを慮らないところにすごくサイコパス味がありました。でも一ノ瀬は常識はあるんですよね。「これは倫理的にはダメだけど」って言ってるんで(笑)。そういうのもあるんだっていう恐ろしさを感じつつ、一ノ瀬にとっては彼なりの純愛なんだろうなと思うと、憎めないキャラクターですね。
―― 一ノ瀬の高笑いのシーン、素晴らしかったです!
中島:あれはすごいですよね(笑)。あれが要は、普段常識とか理性とかで蓋していたものが噴出したっていうことでしょうね。
―― 告白シーンもとてもよかったです。
中島:ただでは終わらないですよね、このカップルはね。「捨てなかったんですか!?」って(笑)。
山下:「ええっ!?」って(笑)。あれ、びっくりして。「きた!」って思いました(笑)。スイッチが入りました(笑)。
中島:ああいうシーンって大体感動的なところなのに違うんですよね。肩透かしのシーンなんで。
山下:ズコーッてコケるやつ(笑)。新喜劇でやるやつですよね。
中島:あのシーンはよかったですよね(笑)。
山下:それかい!って(笑)。
―― 山下さんから見て一ノ瀬はいかがでしたか?
山下:魅力的ですよね。言葉の選び方もスマートだし、うまくそれがカチッとはまってる。最初はサイコホモだなんて馬場くんに言われてましたけど、彼自身はちゃんとわかったうえで振舞ってる。自分のことを知っていて、自分が変だってわかっていて、理性を持ったうえで秘めていたものが開放できる。結果として、馬場だからこそ彼と結ばれたっていう部分が運命的ですよね。そういうひとと巡り会えたんだな、ドラマティックだなと思いましたね。それにちょっとユーモアというか、「この行動はやっちゃいけないけど」っていう押し引きがすごいうまいなって、キュンてしますよね。
中島:うんうん。
山下:駆け引きがスマートで憧れるというか。僕自身はどちらかというと馬場よりなので、かっこいいなー、こういうふうに人を魅了させるんだって。真似はしちゃいけないんですけど。一ノ瀬のやり方は(笑)。危なすぎるので(笑)。
中島:あはは(笑)。絶対ダメだ(笑)。
山下:でも、いつかこういう役も演じてみたいなって憧れるような魅力があるキャラクターでした。
―― 作品にちなんで、ご自身がSNSを運営するにあたって気をつけていることや、感じていることがありましたら教えてください。
中島:難しい時代ですよね。SNSというのがなかったので。自分たちが学生の頃にようやくちょこちょこTwitterとかが出て来て。
山下:ミクシー時代だ。
中島:そっか、ミクシーとかあったか。
山下:全然使ってなかったです。いまみたいな扱われ方じゃなかったから。
中島:僕が学生時代、2000年代の頃ってニコニコ動画とかが出始めて、2ちゃんねるとか匿名掲示板とかがバーッと出てきた時代ですけど、みんな名前も顔も、なんだったら性別とかも隠してましたよね。それがちょっとでもバレたらヤバイっていう認識で利用していたものが、いまは本人とアカウントが紐づいていて、結構リアルなのが当たり前っていう風になるとは想像できなかったですよね。だからFacebookやりたくなかったのに(笑)。
山下:うんうん。
中島:いまは色んなことがSNS上で問われていたり、逆にムーブメントが巻き起こったり。自分のパーソナリティ以上の影響力があるものだから、細心の注意を払って運用してますね。何度見直しても告知のポストには誤字が絶対にあるし…(笑)。なんなんだろうと思いながら。でも僕らタレントからしたらファンの皆さんに楽しんでもらえる交流の場になっていたりするので、忌避しすぎるのもなと思いつつ、できることならマネージャーとかスタッフに更新をお願いしたいなとは思ってます(笑)。
山下:要望!(笑)。
中島:義務になってしまうと難しいなと思いますが、自分の為でもあるし、もちろん作品の為なのでインフォメーションの協力をしています。拡散力とか告知力とかの面ではすごく大きいものなので、SNSは切っては切り離せないものですね。
山下:まさしくそうですね。僕が子供の頃にはなかったものですけど、今は使う人ひとりひとりの場所というか、空間になっていて、誰もが発信をしたりとか、世の中に何かを投げかけたりできるものになりましたよね。日々使う言葉には慎重にしていますが、SNSでは「この言葉を見てひとがどんな風に思うだろう」、「嫌な言い方になってないだろうか」、「誤解を招かないだろうか」と、俯瞰の目や客観視や一時停止を絶対忘れないようにしています。使いようによっては、自分が好きなことを発信して、その好きが繋がっていったりする経験が僕もあるので、すごく素敵なツールだなと思います。だけど、一方でやっぱりそれと同じように社会問題やトラブルのタネになるのも事実で、あくまでもこれはネットであることは忘れないようにと自分は考えています。どんなことであっても、これはリアルなんだけど、リアルではない。という視点は持つようにしてますね。結局それも含めて、行動して生きていくのは自分自身だから、そこもひとつの世界だけど、やっぱり地に足をつけて生きていかなきゃいけない、忘れちゃいけないのかなと思いますね。まさに馬場くんは、ずっとそこで吐き出しているだけでは結局自分自身のためにはならなかったわけで。
中島:そうだね。
山下:一ノ瀬とこうして出会ったから、変わっていって、人間として考えて行動していくことができるようになったので。馬場くんのことを踏まえてもネットだけでは難しいよなって。もちろんネットに吐き出すことがそれまでの彼にとっては必要だったんですけど、ネットはリアルがあっての第三の場所。SNSって難しいなと思いながら、日々やってますね。うまい使い方を模索してます!
―― 最後に楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いします。
山下:自分がこれまでBL作品に参加させていただいた中でも指折りのハードさで、結構頑張りの中でゾーンに入ったというか、ここまで役とリンクすることがあっただろうかというような不思議な感覚を持って体験することができた作品ですね。その分、熱量も高いですし、やっぱり掛け合いをしていく中で、本番でしか出なかったものもたくさんありました。それがどんな風に、みなさまに届くのかが楽しみですね。なかなかハードな作品ですが、聴いていくと最後には、よかったな、救われるな、あったかいなと、楽しんでもらえると思うので、ぜひ一度、このふたりと共演のみなさんと紡いだ熱量を感じていただけたら幸いです。応援よろしくお願いします!
中島:いま誠一郎くんが言ってくれたことがすべてではあるんですけど、とにかく原作の魅力が伝わるように皆で作ったドラマCDなので、原作ファンの方には楽しんでいただける内容になっているんじゃないかなと思います。僕はこういうところで続編の話をするのが大好きなんですが(笑)、ドラマCDが発売する頃には、続編の漫画が連載されています。皆さんの応援があれば引き続き、ということもできますので、どうぞ原作とあわせて楽しんでいただけたらと思います。
―― ありがとうございました!