2022年10月25日

「僕のおまわりさん3」新垣樽助さん&古川慎さんインタビュー

ドラマCD「僕のおまわりさん3」
ひらめき2022年10月28日発売ひらめき


にやま先生が描く、年の差BLの定番となった
大人気シリーズ「僕のおまわりさん」晴れ
"いい意味で適当"なおちゃめアラフォーおじさん・誠治と
10年の一途な想いを抱えたムッツリ警官・晋が
恋人同士になり、同棲がはじまって2年♡

シリーズ最高の多幸感で包まれるコミックス3巻が皆様お待ちかねの音声化です!!

発売までいよいよぴかぴか(新しい)あと3日ぴかぴか(新しい)

本日は
誠治役新垣樽助さん晋役古川慎さん
アフレコ後のインタビューをお届けいたします!

シリーズ3作品に渡って誠治×晋カップルを演じて下さったおふたりが
本作だけでなく、これまでの2作品も振り返りながら
思い出や僕おま愛を語って下さったインタビューは必見です!!

『幸せてんこ盛りセット』だけで聴ける
新垣樽助さん&古川慎さんのトークでも
僕おまカップルへの思いをたっぷり語って下さっていますので
ぜひぜひ合わせてお楽しみいただければと思いまするんるん

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――収録を終えてのご感想をお願いいたします。

新垣:毎回なんですが、このシリーズは演じた後にすごく爽快感があります。キャラクターと自分の年齢が近いのと、ナチュラルなセリフ回しで自然に演じられるので、終わったときに「あー、楽しかった!」と思える、すごくいい現場でありがたいなと思います。

古川:これまでの流れのまま、ふたりがまた新しいステージに歩み始める未来がしっかりと描かれていたところが、とてもいいなと思いました。
今回の原作、そしてドラマCDのエピソードが日常の些細な出来事で、彼らだったらどういうふうに反応して進んでいくのか、この作品ならではの独特なコメディシーンや笑いが詰め込まれていて。(演技も)つい、笑いに全振りしたくなっちゃって……(笑)

新垣:面白かったよ(笑)

古川:ありがとうございます(笑)。
笑いもありながら、決してふたりの関係や恋心はおざなりにならず、あったかいお話がたくさん詰め込まれていますし、演じていてすごく楽しくてすっきりした気持ちで終われました。なのでいま、大変すがすがしい気持ちでいっぱいでございます!

新垣:(リモートでご参加されていたにやま先生へ)今回で完結とはいえ、リターンズという便利なタイトルがありますのでね。

古川:なるほど!(笑)。

――お相手のキャラクターについて印象に残っていることを教えてください。

新垣:晋くんが非常に頑張るようになりましたね。「どうしようどうしよう」じゃなくて「やらねばやらねば」という、愛情に裏打ちされた行動力が前よりも強くなっているように感じて、それが面白かったです。不器用じゃないですか、晋くんって。その不器用さがコミカルに描かれつつ、結果的に全て「あーなんて可愛いやつなんだ」というところに帰結するんですよね。それがこの完結編の中で描かれていることが、とても幸せな終わり方だなと感じました。
そんなすごく幸せになれるお話ばっかりな中で、特に印象に残っているというと、指輪のエピソードですね。いろいろ足りないじゃないですか、彼は。それが全部愛おしくてね。相手役として、彼が自分の相手でよかったなと思える、そんなシーンばかりでした。そんな風に素で「いいな」と思えるので、演じていてすごく楽しかったです。

――古川さんはいかがでしたが?

古川:誠治さんは巻を追うごとに、晋をきっちり受け入れてくれているんですよね。最初は「いや〜そんなに言うんだったら付き合う〜?」と、しょうがないなぁと受け入れ始めたのが、いつの間にか抱かれることも当たり前の関係になっていって(笑)。だからといってメロメロになっていくのともまた少し違う。あくまで、誠治くんは根っこの部分は変わらずに、誠治くんというひとりの人間として晋を受け入れていったんだなっていう部分がリアルだなと感じました。人間の愛情ってそうだよね、と思いましたし、晋を演じていて「嬉しいな」と思える部分でした。
さっき新垣さんもおっしゃっていたんですけど、晋がすごく頑張るじゃないですか。その頑張る晋に誠治さんが付き合ってくれるんですよね。それがすごく心強いし、あったかいなと感じられて、よかったです。

――これまでのシリーズを通して、お気に入りのシーンを教えてください。

新垣:3巻最後の誠治のセリフは、完璧に幸せになったなという感があって好きですね。シリーズ通してだと、2巻で熱を出した誠治が「お前が来てくれてよかった」って手を握るシーン。すごく凝ったセリフというわけではないんですけど。誠治は元警察官で、自分の身は自分で守れるような強い男ですけど、ふたりで一緒の時間を過ごしているうちに、十個も年下の晋に精神的に頼ってた部分があるということ、このシーンですごく感じました。そこまではずっと大人として「俺のことが好きなのかー、そっかそっか」と、よしよししてやってるようなイメージで演じていたんですけど、「あっ、ちゃんと頼ってんだな」と、誠治くんの愛情の認識を僕の中で改めたところがあって、すごく印象に残ってましたね。「この後の誠治を演じるときはもっと晋に頼っていこう」と、そういう思いをちゃんと根っこに持ってないとだめだなと感じたのが、このシーンでしたね。

古川:全般的になんですけど、僕はふたりの会話に小ネタが入っているところが好きです。しっとりとした会話以外に箸休め的な部分もあるからこそ、笑って楽しくお芝居させていただけるなと。そんなところが、シリーズ全巻通して好きだなと思える部分のひとつです。
お気に入りのエピソードですが、昔、警官だった誠治さんに助けられた晋が、その背中を追いかけていったという、エモさが強い1巻のお話がすごく好きです。
あらためて振り返ってみると、そんなところからスタートして、いまこうして平和なカップルになるところまでたどり着けているって、正直とんでもないことだなと思いますね。晋ってすげぇんだな、人間って頑張ればここまでいけるのかもしれないって(笑)。真面目ながらもちょっとしたところで爆弾を落としていく晋は、やっぱり愛されてしかるべき人なんだなと思いました。

新垣:ふたりで一番笑ったのが、おまけの『ズンドコ武士』の…

古川:『ズンドコ武士』ヤバイっすよね!(笑)

新垣:ホテル『ズンドコ武士』の「ちょっとちくっとします」のところが最高に面白かったです(笑)。

古川:「ちょっとちくっとします」はマジでちょっと笑いながら言いました(笑)。

新垣:慎くんの言い方もめちゃくちゃ面白くてねぇ。

古川:ここまでやらせてもらって大丈夫かな、と思ったんですけど、大丈夫でした(笑)。

――最後に、作品を楽しみに待っているファンの皆様にメッセージをお願いします。


新垣:「僕のおまわりさん」コミックス3巻を手に取った方がこのCDを聴いてくださることが多いと思うんですが、表紙がもうすごく幸せなイラストなんですよね。1巻、2巻と通して眺めると、3巻の表紙には一番ハッピーで幸せいっぱいなふたりが描かれているなと。
いろんな出来事が起こっても、全部この幸せな雰囲気で進んでいきます。始めから終わりまでずっとハッピーで、そんなお話はなかなか聴けないと思います。得てしてドラマはピンチを作りがちだし、辛いシーンを作りがちなところがありますけど、そんなこともなく最後まで幸せな気分で聴いていられる作品だと思います。何度も聴いて幸せを感じてください。

古川:最初の収録が4、5年くらい前だと思うのですが、いつの間にやら僕は、晋の年齢に追いついて32歳になりました。そんな長い間この作品に携わらせていただくことが出来て嬉しいですし、完結編のドラマCD化に立ち会えたという意味でも嬉しかったです。
さっき新垣さんがおっしゃった通り、全編面白くて、全編幸せなんですよね。1巻、2巻、3巻と通して聴いていただくのもよし、まだ聴いてないよという方は3巻から聴いていただいても楽しめるのかなと。

新垣:うん、大丈夫だと思います。

古川:そのくらい、いい意味でライトで、手に取りやすい、楽しみやすい作品になっているのではないかと思います。それで面白かったなと思って下さったら、1巻、2巻、と遡ってハマっていただけたらと。
原作を応援してくださった皆様も、ドラマCDから応援してくださった皆様も、きっと楽しめるものになっていると思いますので、聴いて笑って幸せになってくださったら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

――ありがとうございました!

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posted by Ginger Records at 18:30| 僕のおまわりさん3