2021年03月12日

「愛は金なりU」キャストインタビューvol.1

ドラマCD「愛は金なりU」
ぴかぴか(新しい)発売まであと2週間
ぴかぴか(新しい)


テレビショートCM公開中テレビ


世間知らずなおバカな悪魔・ソラと、強欲ないじわる天使・エリル
大人気シリーズ続編が待望の音声化exclamation×2exclamation×2

恋人同士になってベタベタ甘々ハッピーライフ黒ハート
のはずが……………
ソラが×××になっちゃった!?

本日は
ソラ役・中島ヨシキさん、
エリル役・古川慎さん
ちいさなソラ役小林大紀さん
インタビューをお届けします★

アニメイト特典CDには
ミニドラマ『お好みはどちらでしょう』『上手にできるかな?』の2本立てと
収録を終えたばかりの中島さん&古川さん&小林さんによる仲良しトークを収録!るんるん
特典は各店舗でなくなり次第終了となりますので、
お聞き逃しのないよう、気になる方はどうぞお早めにご予約を!ぴかぴか(新しい)
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それでは中島さん&古川さん&小林さんのインタビューをどうぞひらめき

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──収録を終えてのご感想をお願いいたします。

古川:ヨシキくんもフリートークで言っていたんですが、今回は家族愛みたいなものが物語全体にあって、以前やらせていただいた「愛は金なり」とは、登場人物も世界観も設定も同じものでありながら全く違うものができたなっていうのが率直な感想です。エリルを演じるにあたっても、エリルが心の内の声をあんなにもストレートにソラに伝えるようになるんだなと。前作をやっていて、正直僕はもうちょっと時間がかかるかなと思っていたんですけど。大切な存在が変わってしまったり一度いなくなってしまうかもしれないっていう目の前の状況と、エリル自身の経験がリンクして……というエリルの心情の変化は深く味わいながら演じさせていただきました。

中島:ソラというひとりの男の子の人生をやりなおしていったので、そういう点で言うと、すごく純真無垢でピュアピュアなソラは、いかにデューラに愛されて大事に大事にされて生きていたんだなと。そんなソラが、エリルやアモちゃんたちと関わるようになってというお話の流れが、前作と同じようで、前作とは違う追体験をしていくところは、続編感もありつつ、スピンオフ感もあって楽しかったです。天使と悪魔という設定のおかげで、すごくファンタジックな要素も違和感なく受け入れられて、そこも面白いなって思います。
同時に、(前作から)2年という月日のあっという間さに驚愕していますね…。個人的には演じさせていただいたキャラクターの中でも、ソラは2019年イチかわいいキャラクターで。おかげさまで前作の評判がすごく良かったので、2年前の自分に対してプレッシャーもありつつ、時を経ての同じキャラクターを演じることの役者としての面白さもありました。

小林:僕は今回から参加なんですが、それまでのバックボーンも一切ないと言うか、デューラとメギドのことくらいしかわからない赤ん坊から始まるので、自分自身もフラットな状態で作品に入ろうと思って、あえて前回のCD音源は聴かずに収録に入ったんですね。もちろん、作品がこういう内容だというのはわかっていたんですけど。でも、ソラとエリルの最初の掛け合いのところで家族になった空気感みたいなものが感じられて、それが僕の中にもストンと入ってきたので、僕が入っていきやすい空気を作っていただいたなと思いました。

中島:せやろ。

小林:そう!さすが!さすがだなあって思いましたね〜。

中島:急に薄っぺらいな(笑)

小林:余計なこと言っちゃった(笑)僕は役者としては新しい引き出しを出せたかなと思います。皆さんもこれがソラくんのちっさい頃なんだなっていう風に感じていただければ嬉しいなと思いながら、演じました。

──小林さんはソラの幼児(ララ)から少し成長した子供(ハラ)までを演じていただきました。演じるうえで難しかった点などはありますか。


小林:幼児のときはそれこそまわりも何も気にせずという感じだったんですけど、少し成長したときには原作でも凛としている雰囲気があったので、最初はそのイメージでやらせていただいいたんですね。小学校4年生くらいになってくると人見知りする子とかもいるじゃないですか。恥ずかしがったりとか。そういうイメージもあって。でも、成長するとあの明るくて天然でピュアなソラくんになるということを意識して、最初のイメージを取っ払っていくっていう作業もやってて楽しかったです。(ソラを演じる)ヨシキに向かっていくっていうのも、なんだか不思議な感じで面白かったです。

中島:完成形がこれだからね。

小林:あんまり気にしないようにはしてたけどね。なので、幼児に関してはめちゃくちゃ好き勝手にやりました(笑)一応参考として、自分が甥っ子と話しているときの記憶を思い出したりしました。アニメを見て、ここで声裏返ったほうがかわいいなぁとか。

中島:幼児を演じるっていうのはひとつの技術で、それは僕と古川さんには出来ないことなので、シンプルにリスペクトしましたね。甥っ子を参考にしました、とか、諸先輩方のお芝居を聴いて、って言ってますけど、その諸先輩方って女性ですからね。テクニックでもありますし、そしてその声は唯一無二のものなので、ジェラシーを抱くとかではなくシンプルに。しかも、僕は収録ブースの外で聴いていたので、耳だけの情報で聴いたときに”幼児”だなと。付き合いも長いですし、お互いに弱みも強みも、それこそとてもこんなところでは言えない部分も全部知ってる仲ではありますけど、ここにきてあらためて尊敬しましたね。……(古川さんに)って思いませんでしたか?

古川:いやぁまったくその通りですね。

中島:ははは(笑)

古川:ほとんど言われてしまってなにも言うことがない(笑)本当にさっき言ってくれたことが全部同意なんですよ。僕らの声帯には決して出せないものを持っていて、小林大紀のものすごいでかい武器なんですよね。しかもそれをBLCDの現場で遺憾なく発揮してくれたと言うのが、自分の中での驚きというか、新しい感覚でした。と言うのは、BLCDってだいたいアダルトなシーンがあるんですけど、そこに絡むひとりの幼少期が登場して、しかも、もうひとりと会話をするってなんかちょっと…インモラルな感じが……(笑)別にね、『未来のこいつとあんなことしちゃうんだな〜』とか考えてるわけじゃないんですよ。そういうBLCDの現場でこの技術を使っているということに、新鮮みを感じました。
それから、僕らの芝居には段取りがあって、相手のセリフが終わるまではなるべく音を出さないようにしよう、とか、セリフが終わったら自分のセリフ、ってひとつずつ積み上げていくものなんですけど、そうして積み上げていくことに慣れすぎていたなと。幼児になったソラが泣いているシーンで、小林くんがずっと泣いていてくれてたんです。そのほうが臨場感も出るしそれが正解なはずなのに、俺は泣き止むのを待っちゃったんですね。それはちょっと違うな、ひとつずつのお芝居をちゃんと作ってくんだな、っていう気づきは個人的に『しっかりしなきゃ俺』って感じました。刺激的でしたね。

──古川さんは今回のエリルを演じていただいて、前作との変化や演じる上で気をつけた点などはありましたか。

古川:描かれ方ががっつり変わったというか立ち回りが変わったので、声の出し方からなにから考え直さなきゃいけないなというレベルでエリルという人物を見直して収録したんですけども「もうちょっと天使っぽく声を出してください」という衝撃的なディレクションが…(笑)

中島:斬新だったね

古川:天使ってモンスターエンジンさんのネタのイメージしかわからないから!神だけどさ!なのでポイントとしては「天使っぽく」というところと、がなり声をあまり強く入れないよう気をつけました。今回は親のような役目だったので。あとは……喘ぎをしつこくしないということですね。天使はそんなに喘がない。悪魔はたくさん喘いでいいけど。

中島:はい、すみません。たくさん喘ぎました(笑)

古川:じゃあデューラもたくさん喘ぐのかな? そこもいつか聴ける機会があるといいんですが(笑)

小林:古川さんのエリルは優しいところもありつつ、やっぱりSっ気が……。言葉のかけ方も言葉自体も優しいんだけど、そこはかとないS感が内包されている感じがして、これはゾクゾクするんだろうなぁと思いながら聴いていました。

──中島さんは今回のソラを演じていただいて、前作との変化など感じられましたか。

中島:ソラはいい意味で変わらないですよね。エリルは惚れた弱みなのでソラに振り回れている部分がすごくあるんですけど、ソラは「好き」という感情がまだ、エリルとはどこか違うところがあるんじゃないかなと。もちろんエリルと同じ部分もあるけど、恋とか愛とかじゃない、情とかも含めたピュアな感情なのかなって、ちっちゃい頃からのソラを見ていくところで感じました。結局、現在のソラに戻るちょっと手前のところからエリルのことが好きっていうところも、ソラとしては変わらなくていいなと思いました。
前作のソラと同じセリフを、少年になったソラが言うシーンがあるんですけど、とてもエモーショナルなシーンでしたね。手法としては単純かもしれませんけど、エリルはいまのソラをどうしても求めてしまうけど、でもソラはソラなんだな、同じ人間なんだなって思ってもらえるすごく素敵なシーンですし、あんなに頑なにはぐらかしていたエリルから「さびしい」って言葉を引っ張り出したことにもエモを感じました。今回の収録にあたって前作のWEBCMを聴き直したんですけど、CMのクライマックスにそのセリフが入っていて、良い芝居してるなって思いました。自分で。

──本作では写真やカメラにまつわるエピソードがありましたが、写真を撮るとき、撮られるとき、なにかこだわりや気をつけていることはありますか。

中島:(小林さんへ)ぶりっ子でしょ?

小林:僕? 撮られるときはかわいく撮られるようにしますね。でもね、その世界観だったりに合わせるのが一番大事だと思うので。

中島:せっかくだからよく撮られたいよね。

小林:よく撮ってもらうために、こういう顔がかっこいいんじゃないかとか、こうしたらいいんじゃないかとか、表ではあんまり言わないですけど頭の隅にはあったりしますね。それから自分が撮るときは、例えばご飯を撮るときは接写したりとか角度が大事だなとか。

中島:なるほど。僕は写真下手なんですよねぇ〜……。

──猫のかわいい写真をたくさん撮られてると思いますが……。

中島:死ぬほど撮ってますからね。奇跡の一枚ですよ、人間も猫も。世に出ている雑誌とかで皆さんが見ている我々の写真は、マジで奇跡の一枚なので。何千枚撮った中の2、3枚が載ってるだけですから。なので気をつけてることは、いっぱい撮ることですね。古川さんは?

古川:なるべく撮られないようにする!

中島:あはははは(笑)

小林:写真めちゃくちゃ嫌いなんだよね(笑)

──最後に、楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

小林:僕の技術が詰まっています!ぜひ買ってください!

中島:それは言っていけ、マジで。

古川:2020年にコミックスが出て、2021年にドラマCDが出て、とコンスタントにこうして発売が続いているのは「愛は金なり」シリーズを応援して下さってる皆様には嬉しいことなんじゃないかなと思います。いまの我々が出来ることをCDの中に詰め込ませていただきました。まだまだ続編も作れそうな作品だなと感じますし、デューラさんもアモちゃんももっと掘り下げられるんじゃないかなという気持ちもありますし、シリーズ全体でもこの先のお楽しみがまだまだあるんじゃないかなと思っております。まずは、このドラマCD「愛は金なりU」を楽しんでいただければ嬉しいです。ぜひ聴いてください。

中島:3年後に演じられるかどうかわかんないです、ソラは。……って言うくらいフレッシュでピュアな子なので、自分の中で大事に持っておきたいキャラクターですね。年を重ねると言うことの重みをひしひしと感じる作品でありました。前作もただただ面白くて笑えるだけの作品ではなかったですが、今回はエリルの話になっています。エリルも何年も姿形を変えずに長生きしている種族で、いろんな出会いと別れがあって。ソラと出会っていて。今度はソラと一度別れてまた出会うという、そんなお話の中でエリルの成長している部分を感じていただけると嬉しいです。そうしたら、また熊猫先生が続きを描いてくれて、僕の声が残っているうちに(笑)ドラマCD第3弾もよろしくお願いします!

──ありがとうございました!

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(左から、古川慎さん、中島ヨシキさん、小林大紀さん)
posted by Ginger Records at 18:30| 愛は金なりU