ドラマCD「理解できない彼との事」発売まであと14日!
異文化過ぎるコマの行動にクスっと笑いつつ、ドSセクシーなコマの言葉責めも聴けちゃうWebCMはお聞きいただけましたでしょうか?
発売にむけて今日は、葛本司郎役:白井悠介さん、佐藤駒ヶ丈役:増田俊樹さんのロングインタビューをご紹介!
■葛本司郎(CV:白井悠介)

■佐藤駒ヶ丈/コマ(CV:増田俊樹)

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―――収録を終えられてのご感想をお願い致します。
白井:終始楽しく収録させていただきました。僕が演じさせていただいた葛本司郎くんは本当に寛容で優しい人間だなと、全部録り終えて改めてそう思いました。僕がコマのような後輩を指導することになったら諦めてしまいそうです。でもちゃんと面倒を見て、指導してあげるのが優しいなあと、ほっこりと温かい気持ちになりました。
増田:僕も楽しく収録させていただきました。座長が白井悠介さんということもあったので、いろいろいじらせてもらったのですが、その中で、成田さんを始め、キャストの皆さんも楽しそうに収録していただけていたので、現場作りとしても成功だったかなと思います。
―――役柄を演じるうえで気をつけた部分はありますか?
白井:僕はすんなり演じられたような気はします。僕と葛本は性格的に違う部分が結構あったりするんですが、基本コマがグイグイとくるのを受けていくので、コマが来てくれるから乗っかっていけるという感じで、自然とできた気がします。
増田:この作品はキャラクターたちがみんなすごく個性的で、異なる生活圏の人たちがそろっていたので、僕達も演じる上で、どれだけ自分の役の個性や、お互いが理解できない文化圏というものを演じられるかということに挑戦していたと思います。それはキャラクター全員そうで、コマ含め、クズも自分の父親もそうですし、すべてのキャラクターが生き生きと、というより闘っているぐらい、互いが溶け込まないようにとしているような雰囲気を感じました。僕も負けないように、コマは他人に影響されるような役ではないと思っていたので、どれだけ自分を突きとおせるかというところに意識してお芝居させていただきました。
―――個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、どのキャラクターが気になりましたか?
白井:僕はやっぱり、文治さんです。もうバリバリのヒップホップ系ですね。僕もラップが好きで、カラオケとかで歌ったりすることもあるので、どんな感じで文治役の石屋(春貴)くんがラップを披露してくれるのかなと期待していたんですが、すごく面白く、コミカルに演じてくださいました。ついつい僕も文治くんもひっぱられちゃったところがあって……。
増田:うんうん。ちょっとよくないっすよね。そういう、素の『白井悠介』が出てる部分が何箇所か……。
白井:ええ〜?
増田:ちょっとあったような印象でしたけど。
白井:いえ、ないですよ(笑)。役としてやってますから。
増田:ディレクション入りましたけど。
(※注釈:文治のあとの葛本のセリフがラップ調になってしまい取り直しになったシーンがありました)
白井:いや、そこはそうなんですけど(笑)。つられちゃった部分は取り直しになっちゃいましたけど。
―――あれは素でやられたんですか?
白井:自然とそうなっちゃったんですよね。
増田:あれ、考えてきたものじゃなく?
白井:考えてきたものじゃない!
増田:あ〜、よくないですね。
白井:あははは(笑)
増田:『白井悠介』が出てしまってますね。
―――わざとなのかと思いました(笑)。
白井:いや、わざとじゃないんです(笑)。
増田:僕も一瞬焦りました。あれ、そんな台本だったっけ? そんな構成だったっけ?って。「あれ、俺、いま違う台本を見てるのかな」と思っちゃったくらい。
白井:俺もびびっちゃいました。それだけインパクトがあったいうか、印象深かったですね。
―――増田さんは今回、成田さんがお父さん役ということでしたが、CEOの印象はいかがでしたか?
増田:作品中の登場シーン数が少ないので、原作に描かれていない色んな場面においてのCEOの立ち振る舞いをもっともっと見たいなと思いましたね。原作を読んでいても、冒頭からボード乗ってましたし。いくら自分の会社だからって。けっこうバリバリの仕事してる感じの会社なのに、CEOがボード乗ってるの許されるんだって。
白井:でもちょっと憧れるというか、楽しそうじゃない? トップが陽気なひとだと。
増田:うん、それもいいと思うけど。社員のバリバリ感とCEOのよくわからない感じが自分の中でマッチングしなくて、すごいキャラクターだなと思いました。
白井:もちろん、CEOもちゃんと出来るところはできるんだよね。
増田:前はちゃんとやってたんだよね。でも、なにかあったんですよね。
白井:そうだね、離婚して変わったんだろうね。
―――ふたりが親密になっていくにつれ、演技において変化を意識したところはありますか?
増田:僕はあまり意識しなかったですね。
白井:ま、そうだね。コマは元からずっと好きだしね。
増田:隠してるわけでもないし。
白井:一途だからね。
増田:全シーンにおいて、コマのスタンスが変わったということはなかったですね。
白井:葛本に関しては、「理解できない」というところから始まって、実は以前コマと会っていたという出会いを思い出してからは、特にふたりのシーンでは心情の変化を意識してやらせていただきました。でも、なかなか初対面で、ノリノリのコマに対して「チョコをいりますか?」ってすごいですよね?
増田:あれ、クズもクズで大概だなって。
白井:あはは(笑)。よっぽどチョコが好きだから、テンションあがっちゃったんだろうね。
増田:いや、わかるけど、理解できない…。
白井:あはは(笑)
増田:相手が両手に荷物持ってるに、「チョコ食べます?」っていっちゃうんでしょ? それで会社員でしょ?
白井:でも、あれがきっかけだからね。コマが好きになった。
増田:今まで彼はどうやって人生を歩んできたんだろうって。きっと大変だったろうよ? クズは「普通に普通に生きていかなきゃ」って言ってる割には、「普通に生きていけてないぞ」って思いました。
白井:意外とそうだね。そういう一面がありましたね。
―――だからこそ、普通じゃない面をかくさなきゃって思ったのかもしれませんね。
白井:そうですね。元々、男の子なのにピンクが好きって言ってましたしね。
増田:でも、どうなっちゃうんでしょうね。全部、自分の好きなままの方向にいこうと思ったら。全身ピンクとか。
白井:でも、そのひとにとっては自分の好きなことを貫いてるからいいんじゃない?
増田:まあ、コマとクズのふたりの世界では成立しちゃうかもしれないね。でもはたから見るとクズ、すごいことになりかねないなと。今まで押さえつけていたいろんなものが……。
白井:反動でね。コマを越えてきちゃうかもね。
増田:白井さん。だめですよ。
白井:俺はならないよ。押さえつけないし!
増田:いくらピンクが好きだからって、全身ピンクにしてとか。
白井:俺は緑が好きだから。
増田:だからって髪の毛緑に……。
白井:しないよ!
―――最後に楽しみにお待ちいただいている読者の皆さんにメッセージをお願いします。
白井:「理解できない彼の事」というタイトルの通り、最初は理解できないとんでもない態度の後輩のコマに対して、徐々に興味を持って惹かれていて、でもやっぱり理解できない部分はずっとある。けれど、それでもどうしても惹かれてしまうというのが、この作品のキーワードになっていると思います。確かに日常的に考えてもそういうものってあるよなって振り返ったりして、僕も自分が苦手なものでも理解しようとする努力をしていこうかなと考えさせられました。
作品としては明るく楽しいコミカルな、すんなりと入りやすい作品なので、ぜひ原作のコミックスとあわせて見ていただけるとより楽しめると思います。そしてぜひ友達とかにも勧めていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
増田:白井悠介の超絶受けテクニックに乞うご期待!
白井:いやいやいや。
増田:お願いします!
白井:いやいやいや(笑)。それはやっぱり増田俊樹の攻めテクニックがあってこその受けだから!
増田:でもすごいから。帯びにしてくれてもいいじゃないですか。『白井悠介の超絶……
白井:やめろ、やめろ!
―――ありがとうございました!
次回は成田剣さん&伊東健人さんのインタビューを10/13(金)に公開予定!!