ドラマCD「恋が満ちたら」
2022年6月17日発売


恋人になった伊瀬と菱本が同棲をはじめて、ひと月。
穏やかに過ごす日曜日、会社帰りのデート、いってらっしゃいのキス……
時間を重ねるごとに愛情は深まり、甘くラブラブな日々を送っていたけれど──
イケおじ菱本さん × お人好し伊瀬くん
待望の続編が2枚組で音声化です!!
前作に引き続き、
伊瀬役の興津和幸さん&菱本役の堀内賢雄さん、
そして、本作から登場する白川を演じていただいた平川大輔さんの
収録後インタビューをお届けいたします

興津さん&堀内さん&平川さんには
アニメイト特典CDに収録のフリートークでも
アフレコでの出来事やキャラクターの感想など楽しくお話ししていただきました

コミックス初回限定小冊子「干し柿で満ちたら」の続きの
ちょっとした一幕を描いたミニドラマ「あまくなるまで」も収録の
特典CDは数に限りがございます!!
気になる方はぜひアニメイトにてご予約をどうぞ

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──収録を終えてのご感想をお願いいたします
興津:収録が終わって、もう頭がトロトロで回っておりません……。とても楽しい二日間でした。
堀内:こういう作品で二日間に渡るほど量の多い収録ってあんまり僕の中で体験がなかったんですが、台本を読み進んでいくうちに、これは芝居のしどころがあるなと引き込まれていきました。そうやって引き込まれて一生懸命芝居させてもらったので、いま、「終わったー!」という充実感でいっぱいです。
平川:主演のおふたりは本当に量も多くて大変でいらっしゃったろうなと思うんですけど、現場の雰囲気は本当に柔らかくてあったかくて、小春日和な感じのすごくホッコリする空気感でした。その中に混ぜていただいて、一緒に収録させて頂けたので、僕はとても心地よく過ごさせていただいた二日間でした。
――ご自身が演じられたキャラクターについての印象や魅力、演じる上で意識したことなど、教えてください。
興津:ただただ幸せな時間でした。最初は3年ぶりということもあって「伊瀬くん、どんなキャラだったかな」と思う瞬間もあったんですけど、細かく演出して頂いてからは、もうただずっと「菱本さんのことが好きだな」という気持ちで頭がいっぱいだったので……。いやあ、菱本さん、いい男ですね!(堀内さんを見て)賢雄さんは賢雄さんで素敵ですよね。
堀内:なんで俺を比較に出すの(笑)
興津:いや、ずっと二人で収録して、いっぱいお話もさせて頂いてたので、こうやって役と演じている人間がいつの間にか段々リンクしていくのかなーって感じました。
堀内:今作、僕は恋愛の深さみたいなものを凄く感じたんですよね。人は愛すれば愛するほどにいろんな嫉妬が生まれてくるし、愛することにゴールはないから、そこに切なさを感じちゃうんですよ。愛することに満足することはあるのかと。
今回エッチが多いのも、そばで触れていたいっていう気持ちがすごく強いのかなって思ったり、白川に嫉妬してしまう気持ちだったり、演じながら恋っていうものを改めて感じさせていただきました。
それから、ダンディズムの中にある、恋をする男の弱さをすごく感じましたね。カッコイイだけじゃない菱本の弱い部分、大人だからこそ心を開けない部分にお話が切り込んでるので、菱本の切なさみたいな、弱さの色気みたいなものが出ればいいな、と思って演じました。
平川:続編ということで、現場の空気や主演のおふたりや前の作品から出演させている方々の役が出来上がっている状態のなかに、初めてポンと出てくるキャラクターなので、正直とてもプレッシャーを感じていたんですけど、おふたりがすごく柔らかく迎えてくださったので、有り難かったです。
最初のテストで色々と試行錯誤したんですが、雰囲気が菱本さんに似てるって伊瀬くんが言ってるシーンがあったので、そっか!と。なので、賢雄さんがやってらっしゃる【菱本】としてのお芝居を自分なりに取り入れさせていただくような感じで、でも年齢も人格も違う人ですから、【白川】としてどういうふうなアウトプットをしていけば、伊瀬さんに「雰囲気が似てる」と思っていただけるかなということを考えながらトライさせて頂いた二日間でした。すごく楽しかったです!
――印象に残ったシーンなどありましたらお願いします!
堀内:僕が一番好きなのは、菱本が白川に自分はあなたに嫉妬したんだって心中を吐露するシーンですね。格好悪いし、言わなくてもよかったのかもしれないけど、ちゃんと言えるんだな、こうやって少しずつ本当の大人の恋に変わっていくのかな、って思いました。
平川:格好悪いことを言えてしまうところが、また格好いいですよね!
興津:ねー。
平川:また格好いいの階段をひとつアップしたんじゃないですか?
堀内:ははは。
興津:伊瀬の前だとエッチなのに、他の人と喋ってるといつも格好いいんですよ!
平川:それは妬かないんですか?
興津:いや、伊瀬的には見てないですからね! もちろん、スタジオでは横で見てますけど。この人格好いいなーって。
平川:滅茶滅茶格好いいですよね。
堀内:やっぱ気配りができるってところが凄いですよね。
興津:ハッキリ物を言わないところもまたよくて、さりげない一言を、ほどよく一歩引いて発言するじゃないですか。それが何とも言えなく……、気を遣ってるんだけど、寂しさもありつつ、なんか放っておけない可愛らしさも感じられて、とてもいいんですよね。
平川:わかる! やー、伊瀬さんになりたかったわー。
興津:じゃあ、やります?
平川:いやいや(笑)。
堀内:でも、白川さんは似てるんですよ、菱本に。
平川:そうなんですよね。だから、白川も今の菱本さん位の年齢になった時にああいう風になれてたらいいなと思います。
堀内:白川さん、人誑しですからね。
興津:普通、あんな距離で話しかけないですよ。
堀内:なんかもう、演技的にね、白川にいきそうでしたからね、興津くん。
興津:そんなことないですよ!
堀内:その時は俺、人間的に嫉妬してましたからね。
一同:(笑)
興津:白川さんに気を遣ってただけです!
――平川さんはいかがでしょう?
平川:僕はね、おふたりが「ただいまー」「おかえりー」「なにそれ」って言い合ってるシーン! あそこ、滅茶滅茶いいんですよ!! なんだこれって思うくらい。
興津:んふふふ。
平川:いい大人のふたりが、それをやれる感じっていうかですね、それくらいお互いの色に染まりあってて、二人の空間ができてて、だからこそ冗談で言い合えるみたいな。でもきっと、「ただいま」って言われたら「おかえり」って言ってあげたいから自然にでるんだろうなって。幸せになります。
堀内:すごいよくわかる。大変なことが起きているわけじゃないんだけど、日常の、ほんの些細な言葉のなかで、恋心というものはすごく感じられるんだなって思いましたね。
――最後に、楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
平川:とてもあったかい気持ちになれる作品ではないかと思います。そしていろんな食べ物が食べたくなる作品じゃないかな。「間男」とか言われてしまいましたが……。
堀内&興津:(爆笑)
堀内:だってタイミングがよかったし、聴いてらっしゃる方は「あそこで何かあるな」と思っちゃうよね。
興津:水族館とかね。「間のいい男」、略して間男ですね。
平川:うまい! でも結局間男やん!
興津:あはは。
平川:とにかく、まあ、僕自身もいろんなことを考えつつ、楽しく収録させていただきました。関わらせて頂くことができてとても嬉しかったですし、皆様も聴いたら、嬉しいとか好きだなとかきっと思っていただけるんじゃないかと。なので、是非聴いてください。よろしくお願いします。
興津:前作「恋が落ちたら」から3年ぶりということで、今回もパンツが落ちてくるのか、何が落ちてくるのか、とても楽しみですね!
すごくいい作品だなってしみじみ思うことができる「恋が満ちたら」、聴いて損はございません! 一作目で幸せになったふたり、大変なことがあるかもしれない!ないかもしれない! でもそこは大人の菱本さんがいてくれるから大丈夫、なのか?どうか? ドキドキしますね。是非ともお楽しみに!
堀内:3年経って、満を持しての素晴らしい作品ができました。幾つになっても、誰かを最大限に好きになると、いろんなことが心配になったり不安になったりする。でも、それが恋なんだなというのを凄く感じさせてくれる、心うたれる作品だと思っています。是非皆さん応援してください。
――ありがとうございました!